太陽電池用部分影補償器を統合した
「部分影補償器統合型コンバータ」の開発

鵜野将年
(茨城大学 工学部電気電子工学科 准教授)

2017年9月6日水曜日

電気学会東京支部学生研究発表会に参加、4年生の学生が受賞

東京工業大学で開催された電気学会東京支部学生研究発表会に4名の4年生と2名のM1と共に参加しました。
6名全員が学会発表デビューでしたが、厳しい質問にも耐えられるよう事前に数十個の想定質問を準備し万全の状態で発表会に望みました。
そして4年生の吉野功司君が優秀発表賞を受賞しました、初打席初ヒットです。
練習の段階では他の誰よりも練習不足で心配な点が多々あったのですが、土日返上で準備不足を挽回して受賞に至ったようです(ビギナーズラック感がありありですが)。
緊張のせいか発表中に体が若干揺れて上体が安定せず、質疑応答でもファウル的な回答をしてしまう場面もありましたが、全体としては芯を捉えた発表ができたようです。
他の4年生達も上々でデビュー戦としては100点に近い発表ができており、むしろ受賞した学生よりもすばらしい仕上がり状態でフルスイングしてくれました。
惜しくも受賞には至りませんでしたが近い内にホームランを打つことを確信できました、電気工学の清宮です。
全盛期のイチローでも打率は3割強です、めげずに地道に研究に取り組んでくれたら当研究室は電気工学の智弁和歌山になれます。
私の浅い野球の知識ではこれ以上は例えようがないので、このくらいにしておきます。
4名の4年生と2名のM1

受賞した4年生の吉野功司君

2017年9月2日土曜日

電気学会産業応用部門大会の参加と学生の受賞

函館アリーナで開催された電気学会産業応用部門大会に4名のM1と共に参加しました。
今回は4人ともポスター発表でしたが、想定質問集や補足スライドの準備等、万全の状態で望みました。
発表日の8月30日は北朝鮮が発射した火星12号が函館上空を飛翔しJアラートで早朝から叩き起こされ学生達も寝不足状態だったようですが、4人とも満足のいく発表ができたようでした。
そして、幸運にも佐藤祐介君がヤングエンジニアポスターコンペティション優秀論文発表賞を受賞してくれました。
他の誰よりも時間をかけて綿密な解析と発表準備をしていたので、その努力が報われて本当に良かったと思います。
彼であれば2打席連続ホームランも夢ではありません、次の発表にも期待してしまいます。


函館は海鮮料理がおいしく観光としても見所の多い町なので、とても有意義な時間をすごせました。
この充実した発表と旅行を見て後輩たちが続いてくれることを期待したいです。
 

2017年8月14日月曜日

バングラデシュのRajshahi University Engineering & Technologyを訪問

夏休みを利用してバングラデシュに旅行に行ってきました。
首都のダッカはどこに行っても人だらけ、道路はリキシャー(三輪車)や圧縮ガスで動くオート三輪、馬車や荷押し車など、人と乗り物で溢れかえっていて無秩序というほか無く、さすが世界一の人口密度の国だと感じます。

そして、地方都市ラジシャヒに足をのばしてRajshahi University Engineering & TechnologyのRabiul Islam教授を訪問しました。
南アジアの国の大学を訪問するのは初めてでしたが、構内に水牛がいたり無数のリキシャーが走っていたりと、この国ならではの光景が多数でした。
彼の進めている研究プロジェクトの紹介に加えて、実験室や講義室も覗かせてもらいました。
やはり日本と比べると設備は不十分かつ老朽化していましたが、学生たちは礼儀正しくまじめで、スマホ漬けになっている日本の貧弱な学生にとっては学ぶべき点はとても多いと感じました…
学生の男女比は7:3ほどらしく理系の女子離れが深刻な日本とは対象的です。
学内に寮があり1部屋4名ほどで共同生活をしているそうです。



インフラが整っておらず一日に何度も停電が発生する貧しいバングラデシュですが、日本よりも進んでいる部分もありました。
ダッカ以外の街中を走っているリキシャーの半数以上が電動で、街中の排気ガスがイメージよりもはるかに少なくなっています(しかし、道路が舗装されていない地区や陥没している場所が多く、埃だらけなので空気自体は澄んでいないのですが)。
誰かが「バングラデシュの電動車両普及率は世界一」と言っていましたが、納得できました。
町中に充電スタンドがあるようで(なかなか発見できませんが)、色々と学べる点が多い国です。


2017年6月8日木曜日

台湾の高雄で開催されたパワエレ国際会議に3名のM2学生が参加しました

 研究室の3名のM2学生と共に台湾の高雄で開催されたパワーエレクトロニクスの国際会議IFEEC(ECCE-Asia)に参加してきました。3名とも(ほぼ)初めての海外旅行ということだったのですが、学生単独行動時は、①行きの飛行機を逃しそうになる(フライト遅延が無ければ確実にアウトだった!)、②現地のATMから現金を引き出せず食いっぱぐれる(15時頃に会議場で提供された軽食が朝ごはん)、③日本の梅雨よりもはるかに湿度が高く不快な気候の中、何度も往復しているはずのホテルと会場の片道25分程度の道で1時間以上道に迷う、④会議の開始時間を間違えて基調講演を聞き逃す、等々のトラブル続きだったようです。恐らく私の知りえない小項目まで数えると①~④では済まずかるく二桁に到達しそうです…が、彼らにとっては全て良い思い出になるはずです。なるほど、こういうことが多々あるので教員が同行することを大学から義務付けられているのだと痛感できました…


 こういう部分だけに目を当てると散々な状況ですが、発表に関しては3名とも充実した時間を過ごせたようです。3名ともポスター発表でしたが、英語のやり取りでフリーズしたりポスターの貼り逃げをしたりすることなく海外の研究者に対して伝えたいことを伝えることができ充実した議論もできたようです。また、何名かの学生はオーラルセッションで積極的に質疑応答に参加していました。



 私自身が初めて国際会議に挑戦した時と比べると遥かに上出来で、はやり日ごろから学生たちが継続していたオンライン英会話の成果が大きかったように思います。彼らが世話になっているフィリピン人英会話講師に感謝です。初海外ということで異国文化についても学ぶことが多く、人生で忘れられない大きな経験をできたのではないでしょうか。
 さて、次は11月にマレーシアで4名のM1が国際会議に初挑戦します。せっかく遠い国まではるばる進撃するので“何の成果もありませんでした”という結末を避けれるよう、心臓を捧げる気持ちで今の内から英語力の向上に努めてくれることを祈るばかりです。

2017年3月18日土曜日

電気学会全国大会と研究助成の成果

富山大学で開催された電気学会全国大会に3名のM1学生と共に参加してきました。
学会発表にも慣れてきたせいか、それとも質疑応答が3分と短かったせいか、3名とも上手く発表をまとめ上げ質疑応答にも対応できていました。
次回は国際会議での発表です、ハードルを上げつつ着実にステップアップしています。
卒業するころには恐らく当学でも最強レベルに成長しているはずです。


国際科学技術財団からの研究助成で進めていた部分影補償器に関する研究ですが、研究成果をまとめた論文が続々と採択され始めました。
現在はこの成果をもとに産学連携も進みつつあり、実用化に向けたステップを歩みつつあります。
共同研究なども増えてきて、来年度は補償器関連のテーマを担当する学生が多くなりそうです。
本当にありがたい限りで、これも研究助成があってのおかげだと思います。
・太陽電池用部分影補償器を統合したPWMコンバータ、電気学会論文誌D
・PWM converter integrating switched capacitor converter and series-resonant voltage multiplier as equalizers for photovoltaic modules and series-connected energy storage cells for exploration rovers, IEEE Transactions on Power Electronics.
・Single-Switch Single-Magnetic PWM Converter Integrating Voltage Equalizer for Partially-Shaded Photovoltaic Modules in Standalone Applications, IEEE Transactions on Power Electronics.